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夏の思い出♪

2012/08/04 01:17

なにやら小学生の日記のタイトルのような始まりですが、それにしても毎日暑い!!


さて今回わたくし、思う所ありまして1週間と言うオフを利用して東北をグルっと丸ごと一周して参りました。


その思うところとは...子供の頃夏休みといえば毎年秋田の母方の実家に1ヶ月近く過ごしていたので、秋田というのは自分の中で特別思い入れのある土地で一度来たいと思っていた。
そう、それが今回晴れて実現できたのです!
そしてもう一つはあの忌まわしい3.11での震災で津波被害に遭った地をこの目に焼き付けるのとガレキ除去などのお手伝いをするため。
昨年から何か出来ることはないかと居ても立ってもいられなく、気持ちだけが逸る自分に苛立ちさえ覚えていたのでこれも今回ようやく実行。


さて、旅の始まりは仙台空港から。

仙台空港を襲った当時のあの津波映像は我が目を疑ったものですが、今やその爪あとも分からぬほどに綺麗に整備されており、驚きと同時に日本人の絶望から再起する力をあらためて感じさせれた。



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そして仙台港から目的地である松島へと移動するが、道中所々にガレキや倒壊したと思われる建造物跡が散見できるものの、事前に聞いていた話とは違って壊滅的な箇所は部分部分しか見られない。

しかし、う~ん...諸々考えさせられてしまう^^;

ところでボランティアなどに参加したい人は各団体共に事前登録とボランティア保険加入が条件だったりしますので、事前にチェックしておきましょう。
作業内容は多種多様色々あり、コミュニティスペースなどの建設、塗装、被災家屋や農地のガレキ撤去、解体、避難所でのお手伝いなど個人でも1日だけでも参加できるので結構お気軽に参加できます。


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そんなこんなで行きはちょっとしたお手伝い程度しか貢献出来ませんでしたが、次の目的地秋田へGo!!


しかし、なんと言うか...子供の頃の記憶と言うものは本当に曖昧でいい加減なものなのだとあらためて痛感^^;
見た景色はなんとなく覚えているものの、細かなディテールはまったく正確に記憶していない...(笑)
今回の最大の目的地である秋田へは来ないほうが良かったんじゃないか...ぐらいに思ってしまい、逆に切なくなってしまった^^;

無論懐かしく思い出がいっぱい詰まった所ですが、子供の頃の楽しかった記憶は歳月と共にどんどん美化されていくものなんだなぁ~(泣笑)

今は亡き祖父祖母によく連れて行ってもらった動物園、今もこのバス停のベンチに腰掛ける祖父が居るような気がしてならない。
そう言えば東北入りする前日に墓参りをして来たので、一緒について来ていたのかも...


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もうなんだか二日目あたりで半分ヤケになって来てしまいましてね、えぇ..。

本来五日間滞在する予定を変更すて、青森にでも行っでみっかと...これが、らっきーとりっぷの始まりだとはこの時想像もすてませんですた♪


さてさて、いよいよ旅らしくなって来ましたが青森へ行く前に十和田湖を経由♪

最大深度は日本で第三位らしく雄大で自然に囲まれたこの湖は冬より夏に訪れるべきであると実感。


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しかし、なぜ青森なのか...まったく予定してなかったプランですが実は以前たまたまYOUTUBEを見ていたら何やら中国語を喋る女の子が青森を紹介している番組?を発見。

なんでFM青森は中国向け観光客活性化のためとは言え中国人を使って青森をPRしているのだろう...と不思議に思ったもんですが、なんか青森が妙に気になる存在となっていたのは確かですな。





さぁ、とにもかくにも以前から足を運んで見たかったアソコ♪
津軽といえば津軽ラーメンを外してはラーメンマンたる異名は語れない!

今や魚介系の出汁のラーメンは主流になりましたが、津軽ラーメンが原点ではないだろうか。
強烈なほどにニボシの風味が口の中で爆発するその絶品スープは津軽ラーメンの中でも中華そば「長尾」が最高なのではないだろうか。

津軽ラーメンだけでブログがいくつも書けるほど語りたいのだけれども、今回はメインテーマではないのでまた次の機会にでも(笑)


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それにしても青森の夜は以前より閑散としているような?

新青森駅が出来た影響もあるのだろうか。


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翌朝、市内散策でも目論んでいたところ、何やら青函連絡船が賑やかなので吸い込まれるようにご乗船♪

本日から青函ワールドなるものがOPENするらしく、当日はOPEN記念に基き船内有料展示コーナーが無料開放とのこと、これはラッキ~♪
船内物凄い人でごった返すもそのほとんどはジジババ...お歳を召された方々^^;
しかし、子供の頃鉄道大好きっ子にとって船内に格納された昭和の国鉄車両には萌えまくり(笑)


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青函連絡船の元船長さんらしき方が船の操船方法などを熱~く語られておりましたが、空のほうもやれば良いのにねぇ~。。

日頃、飛行機に関しての謎や疑問など持ってらっしゃる方も多いんじゃないだろうか、また、こう言う催しは事は従事する人間にとってもモチベーションが上がるものなんですがねぇ^^;





さて、この滞在期間中ではかの有名なねぶた祭りは見れないので、もう一つ津軽と言えばアレですアレ。

津軽鉄道という名前は知ってますが、今や名物列車となっているのをご存知でしょうか?
この津軽鉄道、津軽半島観光アテンダントさんが必ず乗車してアナウンスとお客さんとコミュニケーションを図ります。
これが実に良い!(笑)

夏は風鈴列車、冬はストーブ列車などこう言うアイディアを手作りで作り出すのは、本来大組織が見習わなくてはいけない大事な取り組みなのではないだろうか。


       


そうそう、Twitterのフォロワーさんが五所川原出身で今は旦那さんとNYに移住しており滅多なことでは帰ってこれないらしく「お母さん元気か見てきて~ 」などとリアルタイムで言われる始末(笑)

五所川原の駅前から3~4分のところがご実家だそうだ...めっちゃ近い^^;

それはそうと、青森に着いた時から日頃感じない安堵感と言うか...懐かしい故郷に帰って来たような不思議な感覚に包まれていた。
今までいろいろ旅をしていてもこんな感覚は初めて。

まぁ、半分以上は東北人の血が入っているだけに不思議ではないか^^;


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そんなこんなで青森市街に戻ってくるとなんと!ねぶたがドド~ン!!と鎮座しているじゃあ~りませんか!!!

ホテルのフロントに聴いてみると事前練習があるのだとか...こ、こ、こ、こ、これはラッキ~!!!!!





練習でこれだけの迫力があるのだから本番ではどんな事になるものかと^^;
予想外なサプライズ続きですっかり青森が大のお気に入りに♪
翌朝はねぶた前夜祭のリハーサルを横目にチョ~後ろ髪を引かれる思いで青森をあとに・・・またすぐ戻ってくるよ~(涙


最後のお泊りはどこにしようかと迷った挙句に盛岡に♪
市内に入るとやけに街中がお祭りムード...なんと!この日から盛岡さんさ踊りが始まるとのこと!

ついてるついてる~♪

無論、盛岡冷麺を食さねばならね

冷麺は普段あまり好きではないので食べないのだけれども、元祖の店だけあって旨い旨い!
もっとも旅の雰囲気が最高の味付けになっているのかも(笑)


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で、そのさんさ踊りですが東北五大祭りの一つなのね^^;
世界一の太鼓パレードなんだとか...勉強不足でごめんなさいm(__)m





駆け足で東北を縦横無尽に徘徊して参りましたが、ここまで来ると東北訛りも板についてきます(笑)

旅の最終日は津波で壊滅的な被害を受けた三陸へお手伝いしに。

盛岡から釜石に向かいましたが、まさにここは陸の孤島と言った感じでしょうか...。
本当に内陸から沿岸部に入るまで遠く、震災時に陸からの救援活動が困難を極めたというのが分かります。


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ただただ無言になってしまいます...。

ここだけは事前に聞いていた情報よりも遙かに酷い惨状が残っています。
特に気仙沼と陸前高田はひどく、陸前高田は一つの街が丸ごと消えていると言うショッキングな光景が頭に焼き付いて離れません。


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ガレキはほとんど数カ所に集積してサラ地のような状態になってますが、まだまだそのガレキの中から被害にあったと思われる家の建材の中に思い出の品や写真などが残っており、ガレキの撤去だけではなく、そうした品を見つけ綺麗に洗う作業などもあります。


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気仙沼でのお手伝いとなりましたが、気仙沼は被災後も仮設住宅を建てこの土地に残る者、後にする者それぞれ分かれているそうで大分復興も進んでいる印象を受けましたが、それでも大きな港町が丸ごと津波に飲まれた傷跡というのがそのまま今でも残っています。

陸に打ち上げられた大型漁船やかつて栄えたであろう漁業関係の保冷庫や倉庫跡、破壊された防潮堤や堤防...もう見ているだけでいたたまれなくなります。


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「やはり現地へ行ってみないと分からない事がある。」
今回そんな思いを痛感させられる旅となりました。

しかし、これだけは自分の意志で見るべきか判断するべきではないだろうか。
見たほうが良いものと悪いものもある。

無論、無関心は一番ダメなことかもしれない。
今回福島や放射能関連のことは敢えて一言も言及しませんでしたが、それは私個人の考えがあったためです。

一刻も早く元通りの故郷に戻って欲しいと願いを込めて今回の旅は終了です。


がんばっぺし、東北!


けっぱれ東北!!


また来るよ!!!


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格安航空?

2012/06/22 00:10


またまたお久しぶりのブログになってしまいました。

最近、巷では世界的な流れに沿ってLCC(格安運賃航空)などが世間様を騒がせており、顧客様たちは大喜びなようですが。

しかし、身の回りの周辺がザワザワ騒ぎ立てている中どうしても言いたいことがあるのです。



「安かろう悪かろう」



この一言に尽きます。

無論、選ぶ側からすれば選択肢としては多いほうが良いに決まっていますが、安全は第一ではなくて当然でなくてはいけないのです。

確かに今までの日本国内大手乗組員は組合を盾にして莫大な報酬を要求して来たため、条件は下げられない現実がありました。

そのため、数年前から子会社化を進めており乗員従業員を世界平均的な雇用条件で採用していく方針に一気に変わりました。

しかし、国内航空神話も破綻を迎えた結果様々な弊害をもたらすことになったのも事実です。

キャビン内サービスなどの徹底した排除有料化は分かりますが、安全に対するフォローは莫大な費用がかかり、機体一機保有するだけでの整備維持費用のみならず乗員の訓練や技量維持、航空事業は血管のように細かい支出が山ほどあります。

元々航空事業と言うものは採算の取れないものとして認められてきましたが、民がこぞって参入するにあたり利のみ得ようとする結果このような事態になったのです。

これは何を意味するかは私自身も想像したくはないのですが、先ず筆頭にあげられるのが乗員メカニックの質低下。

これは避けられない事実となっております。

重大事故は一度起きてからでは遅いのです。



今日も明日も航空安全!

たまには

2011/07/28 21:37

たまには本職の飛行機のお話でもしましょうかと思った矢先
本日またか、と言いますか何と言いますか・・・
航空大学校の訓練機である単発機が帯広の山中に墜落。

私も同タイプの飛行機で長時間飛行をしてきたので、なんとなく分かるけど
一つ大きな疑問が残るのです。

墜落した訓練機は小型単発機、つまりエンジンが一基しかない飛行機。
計器飛行訓練中でなければ、有視界飛行方式と言う方式でフライトしていたはずです。

この有視界飛行と言うのは一定の天候基準より良い状態でないとフライトが行えない飛行方式で
雲の中はおろか航空法に基づいた距離より離れて飛行しなければならないので天候は良好だったはず。
と言う事はかなりの確率で機体そのものに不具合があったということになります。

過去、私もアメリカと日本で訓練を経てきて、まず驚いたのが日本の訓練機体整備の徹底してること。。。
それこそネジ一本からしっかりと管理されており、訓練中に使用するボールペン一つ紛失しようもんなら
見つかるまでその機体は使用できないと言うほどの徹底っぷり。

ところがお国柄とでも言いましょうか、アメリカは凄まじいほどのいい加減っぷり(笑)
極端な整備になるとエンジンからオイルが吹こうが発動機のカバーがパカパカしていようとOK!
整備さんにクレーム出しても

「問題ない!行って来い!」

の一点張り(笑)
ところが、ところがである。。。

訓練中の事故率では日本が圧倒的に多い気がします。

これは一概には言えませんが、訓練そのものの考え方の違いなどもあるかも知れません。
アメリカの基礎訓練では褒めて伸ばす。
努力するもしないも最終的に己に覆いかぶさってくるので基本はゆとり教育である。

片や日本は未だに戦時中のやり方を引き継いでしまっている部分があり
それでも昨今では教官の世代交代などで、だいぶ改善されてきた模様。
日本での訓練は壮絶を極め、過去、私の同期の中にもフライト中に吐血した者や
顔面神経痛が止まらなくなり途中で脱落なんてことも・・^^;

その間を取った中間がない。。

はっきり言ってどっちもどっちと言うしかないのですが(笑)
そこに愛がある教官もいれば、ただひたすらに高圧的に怒号を飛ばしまくる教官もいます・・^^;

もっとも、訓練中は通常運航と違い、アブノーマルなフライトをする為
教官もトレーニーも熱くなりすぎて、ギア(車輪)の出し忘れや
不測の事態に陥ってしまうと言う事が多々あるので、そこも問題かな?と当時は思ったりもしたもんです・・。

まぁ、アメリカなど一般的な航空従事者はライセンスを取ってからがスタートラインであり
そこから教官を経て、数年、あるいは十数年経験を積んでから
小さな中規模エアラインに入り厳しいチェックを受け
さらに中規模貨物航空会社に移籍して定年近くに大手エアラインに入り込む
と、こう言うステップアップ方式が一般的。
もちろんすぐに大手に就職する人もいるけどそれは稀。

日本のように事業用と必要試験に合格したらすぐに会社の実用機で訓練を開始するなどと言うのは世界的に見ても珍しいのです。

話が大きく逸れまくりましたが、大きな疑問。

「整備が行き届いているのに」

このお話の続きはまた後ほど

今日も明日も航空安全!!

ブログのお引越し!

2011/07/26 23:25

昨年までなんとなく他愛も無いことを書いていたブログですが

この度、乱立していたブログサイトをFC2ブログにお引越し。

アメブロからはある程度インポート出来たものの、他ブログからは完全手動で移行!

インポートも改行されまくるし、画像データもうまく取り込めないわでメンドクサイのなんの....。

結局、すべての記事を完全に移行することは出来ませんでした



ブログ再開するかどうかは分かりませんが、ゆる~くやってきます♪

これぞ東京ラーメン♪

2010/10/22 21:33

東京ラーメンと言えば荻窪。

荻窪といえば荻窪ラーメン。

あの煮干とカツオと魚介系の出汁の効いたクセのある芳醇な香り。

いつ食べても飽きることのない、あの食べ物はまさに魔法。

荻窪ラーメンと言うと真っ先に春木屋を思い起こす人も多いと思いますが

しかし、一杯のチャーシューメンが1,000円を超えるというのは、もはやラーメンの領域を超えている。

厳選食材が厳選されすぎて、あまりにも高価になってしまったのだろう。。

一世代も二世代も前の春木屋を知る人にその話をしたら笑っていた(笑)

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創業当時は庶民の味と価格が売りだったとか。

しかし、その荻窪にも春木屋を超える東京ラーメンの進化系が存在している。

二葉。 

店内はテーブル席などは一切なく、壁に向かったカウンター席が数席ほど。

まるで食べながら禅問答を説いているかのような錯覚に(笑)

スープは煮干とサバ節、えびが主体。

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レンゲに顔を近づけると

魚介系の薫りがダイレクトに鼻の粘膜に!(笑)

日本ラーメンお遍路の行き着く先は

やはりシンプルなラーメン。 

もはや関東人のDNAに組み込まれているのだろう。